Freeplane の使い方(7)こんな使い方も、、、−その１：いろいろな検索機能−
FreePlane や FreeMind を使っていて困ること、情報を整理する道具のはずなのに、ついつい大きなマップを作って必要な情報を見つけるのに一苦労だとか、いつの間にかハードでディスク内のマップ・ファイルが増えて肝心のファイルが行方不明、なんてことが、、、、。こんなときこそ、検索です。
また、「ユーザマニュアル」や「メニューレファレンス」を閲覧する際にも、検索機能を使えば、知りたいことを効率よく見つけられます。
１．編集中のファイルを検索
基本は、プルダウンメニュー「編集 > 検索」で検索条件指定ダイアログを表示させ、必要事項を入力して実行します。
検索の対象は、編集中のファイルの選択中の枝（選択中のノードとその下位ノード)となります。したがって、マップ全体を検索するには、ルートノードを選択しておくことが必要です。
条件に合致するノードが見つかると、そのノードに選択が移ります。ただ、検索作業に入る直前のマウスポインタ位置（普通は、「了解」ボタン上）が、ノードの上にあると、選択ノードは、一旦は検索結果にしたがって移動するものの、たちまちにマウスポインタのあるノードに移ってしまい、検索結果がわからなくなります。こうした事態を避けるためには、ダイアログ表示段階でその位置を適当にずらしておくとよいでしょう［画像１］。
同じ条件で別の該当ノードを探す場合は、プルダウンメニュー「編集 > 検索」を実行してください。
［画像１］
２．読み込み済みのファイルから検索
プルダウンメニュー「編集 > すべてのマップで検索＆置換」を実行すると、「検索＆置換」ダイアログが表示され、「検索文字列」欄に入力すると、Freeplaneに読み込み中のすべてのマップファイルを対象に、インクリメンタル検索が行われ、該当文字列を含むすべてのノードがリスト表示されます。
このリスト上でマウスクリックを行うと、選択中の行のノードが示すノードの詳細な位置が下方に表示されます［画像２］。こうして、目的のノードを見つけたら、当該ノードへのジャンプ移動や置換等々の操作を行うことができます。
「編集 > 検索＆置換」は、同じ動作を編集中のファイル内に限って実行するものです。
［画像２］
３．ＨＤの "＊.mm" ファイルを Ｇｒｅｐ 検索
以上は、Freeplane に読み込み済みファイルを対象とする検索でしたが、『ozFreeMindSearcher』（開発者：よういち様）というフリーソフトを利用すると、ハードディスクなどの記憶媒体上（の特定フォルダ内）にあるすべての "*.mm" ファイルを対象に、Ｇｒｅｐ検索することができます。結果は条件に合致するノード一覧の形で表示されるので［画像３］、そこから目的のものを選んでダブルクリックするか、「FreeMind 起動」を押すかすると、Freeplane が起動し、該当のマップ・ファイルが表示されます。
『ozFreeMindSearcher』は、もともと FreeMind 用に作られたものですが、FP は FM と共通のファイル形式（"*.mm"）を使いますので、Freeplane でも利用できます。
なお、『ozFreeMindSearcher』の検索結果から FP を起動するには、"*.mm"の拡張子つきファイルの利用プログラムとして Freeplane を指定しておくことが必要です。Freeplane-Setup-1.*.**.exe を使用したＦＰインストールなら、ほぼ間違いなくこの設定がなされているはずですが。
『ozFreeMindSearcher』は、WEB上の「FreeMind用検索ユーティリティ『ozFreeMindSearcher 0.9.0 RC7』 - 手帳と書斎とパソコンの深い森で」（
http://blog.ohzapper.com/2010/09/22/002584.html)で入手できます。
また、このソフトの便利さについては、Asazukiさんからご指摘いただきました。ありがとうございました。
［画像３］
