Freeplane の使い方(6)もう少しだけ、基本を!−その4:自分にあった使い方をマスターする−

 前回までの説明で、基本的なことなら十分使いこなせるはずです。基本をマスターしたら、Freeplane の多彩な機能からそれぞれのユーザが必要とするな機能を選んでマスターしていただければ幸いです。そんな思いを込めて、Freeplane のユーザ・アシスト機能について説明しておきます。


1.ツールチップを見る
 「ツールチップ」とは、メニュー項目やアイコンなどについて、それぞれの簡単な説明をポップアップ表示する機能です。ツールチップを利用するには、調べたい項目にマウスポインタを合わせ、数秒待ちます[画像1]。
 Freeplane では、プルダウンメニューの各項目、ツールバー、左ツールバー(アイコンツールバー)、「環境設定」、「属性マネージャ」等の主要項目に、ツールチップが用意されています。(ただし、すべてではありません。)
[画像1]


2.メニューレファレンス
 「メニューレファレンス」は、Freeplane で作成したマインドマップで、プルダウンメニューやコンテキストメニューで使える機能のひとつひとつを説明してくれる機能です[画像2]。
 メニューレファレンスを表示するには、①プルダウンメニュー「ヘルプ > メニューレファレンス」をクリックするか、②「Shift + F1」キーを押します。マップが折り畳まれた状態で表示されている場合は、該当するメニューグループ名のノードをクリックして、マップを展開します。
 なお、「メニューレファレンス」を使っていて、プルダウンメニュー以外についても知りたくなったら、ルートノードの赤い矢印(「→」)をクリックすれば、後出の「ユーザマニュアル」を参照することができます。
[画像2]


3.キーマップ一覧
 Freeplane をキーボードで操作する場合は、ショートカットキーを用いますが、プルダウンメニュー「ヘルプ > キーマップ一覧」をクリックすると、PDF形式の一覧表が表示されます[画像3]。プリンタで印刷して、座右に置いておくと便利です。
[画像3]


4.ユーザマニュアル
 Freeplane には、メニューからの選択によって使用する機能以外に、マウスのドラッグ&ドロップ等の操作により使用する機能もあります。また、「簡潔さ」優先のツールチップやメニューレファレンスの説明では詳細がわからないこともあります。こんな時に、「ユーザマニュアル」が役に立ちます[画像4]。
 ユーザマニュアルを表示するには、①プルダウンメニュー「ヘルプ > ユーザマニュアル」をクリックするか、②「F1」キーを押します。マップが折り畳まれた状態で表示されている場合は、調べたい項目名のノードをクリックして、マップを展開します。
 なお、ユーザマニュアルの使用中に、前出の「メニューレファレンス」や「キーマップ一覧」を参照したくなったら、該当ノードの先頭にある赤い矢印(「 → 」)をクリックして、、これらのファイルにジャンプすることもできます。
[画像4]



5.その他
 Freeplane に用意されたファイルだけでは説明が不十分と思われる場合などには、「Freeplane Wiki」という WEB ページを通じて相談したり、改良希望を出したりすることができます[画像5]。
[画像5]

1)「ネットで助言を要請」
 この機能は、英語での相談になりますが、フォーラム形式なので、過去の事例を検索することでFAQとして利用できるほか、ユーザが今何に困っているのか説明し、具体的なアドバイスを受けることができます。

2)「機能の追加を要望」
 使いたい機能が Freeplane に搭載されていない場合は、要望を出して機能を追加してもらうこともできます。

3)「バグを報告」
 使用中にバグではないかと思われる事態に遭遇したら、使いづらいのを我慢するのでなく、開発チームに報告して下さい。私、ymymOmymy も、いくつかバグ修正をしてもらったことがあります。

4)「プログラムの更新確認」
 この機能を用いると、容易に最新版にバージョンアップすることができます。