Freeplane 1.2 の特徴(1):ノードコアの機能

Freeplane 1.2、新機能の追加や改良が盛りだくさんで、何から紹介したらよいのか、本当に戸惑うばかりですが、FreeplaneFunctions(_Ja).mm なる機能一覧マップが付されているので、これを手がかりに整理してみたいと思います。

今回と次回は、マインドマップの情報収納場所であるノードについてです。

FP1.2 では、ノードの機能が大幅に強化されました。ひとつは、マインドマッピング・アプリなら必ずあるノード本体の機能強化です。今ひとつは、FP1.2 独自に付されたノードの下方に追加情報を添付する機能です。FP1.2では、前者を「ノードコア」と呼び、後者を「ノード拡張情報」と言います。今回は、「ノードコア」について説明します。

1.ハイパーリンク機能の強化
Freeplane 1.2 では、ノードコアのテキストの一部をクリックすることでリンク先にジャンプできる「下線表示型リンク」機能が追加されました(上の図参照)。
FPは、これまでも各ノードから同一マップ内の別ノード向けや別ファイル(のノード)向けにジャンプできるハイパーリンク機能を備えていましたが、これらのリンクは各ノードに1つしか付すことができませんでした。下線表示型リンクは、文章の説明箇所からダイレクトにリンクを利用できるのみならず、単一のノードからいくつもリンクを張ることができます

2.進捗度表示機能
作業管理に便利なの進捗度表示機能が、ノードに付きました。
これは、ノードに作業の進捗度を示す円グラフが表示され、ワンタッチで進捗度表示を上げたり下げたりできるというものです。上の図は、ノードコアにアイコン表示されるタイプを示しています。この形式の場合、進捗具合は25%刻みで表示されますが、ノード拡張情報にもっと大きな10%刻みの円グラフを表示させることもできます。

3.ノードへの番号振り付け機能
これは、指定したノードに自動的に連番を振る機能です。「1、2、3、、、、」といった形式はもとより、「1.1、1.2、1.3、、、」といった形も可能です。途中のノードを削除したり、挿入、入れ替えをしても、ちゃんと順番が修復されるので、文章の構成を練るときなど重宝しそうです。

4.ノード表示幅の指定機能
これまで、ノードの最大幅を指定することはできましたが、今度の改訂で、最小幅もノードごとに指定できるようになりました。同一階層のノードの幅を統一することで、階層関係をすっきり表示できます。例えば、こんな具合です。