Freeplane の使い方(5)もう少しだけ、基本を!−その3:マップの装飾機能[2]−

 今回は、Freeplane の装飾機能の使い方説明の続きです。

3.コネクタ(矢印)
 コネクタ(矢印)とは、異なる枝に属するノードとノードを線で結ぶものです。

1)コネクタ(矢印)を付加する
 コネクタを付加するには、コネクタの線(矢印)の「始点」となるノードと「終点」となるノードを選択しておく必要があります。「始点」ノードを選択し、そのまま「Ctrl」キーを押したた状態でマウスカーソルを「終点」ノードに移動しクリックすれば、ノードの選択は完了です。
 この状態で、①プルダウンメニュー「挿入 > コネクタを付加」、または②ノードコンテキストメニュー「挿入 > コネクタを付加」をクリックするか、③「Ctrl + L」キーキーを押して下さい。コネクタ(矢印)が表示されるはずです[画像6]。
[画像6]

2)コネクタの経路を変える
 コネクタの経路がノードと重なることがあります。こうした事態をなくすために、経路を変更することができます。
 コネクタの経路を変更するには、コネクタの線上をクリックしドラッグして調整し、適切な位置でドロップします[画像7]。最初にクリックするコネクタ上の位置により、線の動きが異なるはずですの、で試してみてください。
[画像7]

3)コネクタの細かな編集
 コネクタの線の上で右クリックすると「コネクタコンテキストメニュー」が開きます。このメニューを使えば、①線の色を変える、②矢印の有無や向きを変える、③コネクタの「始点」、「中間点」、「終点」にラベルを付ける、④コネクタを削除する、⑤コネクタの形をエッジの線に擬するなどの操作ができます[画像8]。
 最後の⑤の機能を使えば、中心から放射線状に分岐していくノードを外側で再度統合しているように表示することができます。
[画像8]

[画像9]


4.雲
 雲は、一定のノード群(枝)を目だたせるものです。

1)雲を付加する
 雲を設定するには、雲で囲みたい枝の最上位ノード(ルートノードの直近でなくてよい)をマウスで選択し、①プルダウンメニュー「挿入 > 雲」、または②ノードコンテキストメニュー「挿入 > 雲」をクリックするか、③「Ctrl + Shift + B」キーを押して下さい[画像10]。
[画像10]

2)雲の色を変える
 雲の色を変えるには、①プルダウンメニュー「書式 > 雲の色」、または②ノードコンテキストメニュー「書式 > 雲の色」をクリックして下さい。カラーパレットが表示されるので、お好みの色を選んでください。

5.ノードの表示位置の移動
 「Freeplane の使い方(2)」の「マップの整形」のところで、各ノードの相対的な関係の変更方法を説明しました。これとは別に、Freeplane では、ノード相互間の相対的な関係を変えないで、個々のノードの画面上の表示位置を移動させることができます[画像11]。
[画像11]

 ノードの画面表示位置を変更するには、移動するノードの中心よりの部分をクリックします。すると、マウスポインタの形が変わり、縦長の楕円形が現れます[画像12]。この状態でマウスを移動したい位置にドラッグし、ドロップします。
[画像12]


6.複数行からなるノード
 ノードに文字列を複数行に改行して表示することができます。方法は2つあります。

1)リッチテキストを使う方法
 「ノードの長文編集」機能を使うと、ノード内の文字列について、改行はもとより、特定文字列の色・フォント・大きさ等の装飾、センタリング・右寄せ等の装飾を加えることができます[後出画像14左側参照]。「ノードの長文編集」機能を用いるには、①プルダウンメニュー「編集 > ノードの長文編集」、または②ノードコンテキストメニュー「ノードの長文編集」をクリックするか、「Alt + Enter」キーを押して、長文編集エディタを起動します[画像13]。
[画像13]

2)プレーンテキストのノードで改行する方法
 長文編集エディタをを起動せず手軽に、ノード内改行を実現する方法があります。それは、ノードの編集中に、改行位置で「Shift + Enter」キーを押すことです。結果は、[画像14右側]のようになります。
[画像14]