Freeplane の使い方(12)こんな使い方も、、、−その5:ハイパーリンク機能を使って[2]−

 前回は、同一マップ内のノード同士、別ファイルとはいえ"*.mm"形式のマップへのリンクを取り上げました。しかし、Freeplane や Freemindハイパーリンク機能は、これだけにとどまりません。
 マップファイル以外のファイルにリンクを設定し参照することも可能です。つまり、パソコン上のあらゆるファイルに対して、マップからリンクを設定し、呼び出すことができることになります。テキストファイルやワープロファイル、PDFファイル、スプレッドシート、画像データはもちろん、音声データやビデオファイルにリンクしておけば、ノードをクリックするだけで再生することもできます。
 単に、あらゆる類のファイルを呼び出して使うというのであれば、ファイルエクスプローラーだってできます。しかし、ハイパーリンク機能のすごいところは、呼び出しの元が、データファイルであり、知識・情報を含んでいるということです。マップ形式で整理された情報から、別の情報を参照することによって、利用者の知識・情報の系はどんどん広がっていきます。


3.マップ以外のファイルにリンク

1)他のファイルにリンクを設定

 リンク先のファイルが、「*.mm」形式のマップでない場合も、基本的に別ファイルにリンクを設定する方法は同じです。
 リンク元となるノードを選択し、プルダウンメニュー、又はノードコンテキストメニューの「挿入 > リンク先を指定(ファイル選択)」を実行する方法がポピュラーかと思います。ただ、ここで表示されるファイル選択ウィンドウには、「*.mm」形式ファイルしか表示されていないはずなので、ほかの形式のファイルへのリンクを設定する場合は、「ファイルタイプ」を「すべてのファイル」に切り替えて、ファイル指定します[●画像1]。
 もちろん、プルダウンメニュー、又はノードコンテキストメニューの「挿入 > リンク先を指定(テキスト入力)」も使えます。
 別ファイルへのリンクが設定されると、リンク元のノードに赤い矢印が表示されます。
 なお、今気づいたのですが、「ファイル・エクスプローラ」から、リンク先ファイルを Freeplane で編集中のマップのノードにドラッグ&ドリップする方法も使えるようです[●画像2]。ただし、この場合、ドロップするノードから直接リンクが設定されるのでなく、新規の子ノード(又は「兄ノード」)が作成され、そこから別ファイルにリンクが張られるようです[●画像3]。
 また、別マファイル向けのリンクの削除は、ローカルリンクや別マップへのリンクの削除と同様に、「挿入 > リンク先を指定(テキスト入力)」の入力ウィンドウで指定情報を全て削除してください。
[画像1]

[画像2]

[画像3]


2)リンク先ファイルにジャンプ

 リンク先のファイルにジャンプするには、リンク元のノードの赤い矢印をクリックします。ファイル・エクスプローラでファイルを指定して開くの同じように、リンク先ファイルが開きます。


3)Freeplane をファイラーとして使う

 別ファイルへのリンク設定のバリュエーションとして、Freeplane のマップをファイラー代わりに使うこともできます。
 プルダウンメニューの「マップ > ファイラーモード」をクリックしてください。Cドライブ(Windows の場合)のルート・ディレクトリをルート・ノードとするフォルダ/ファイル一覧マップが読み込み専用モードで作成されます。フォルダ/ファイル一覧マップを作成すると、フォルダ/ファイルの構成を構造的に表示できて整理に役立ちます[●画像4]。
[画像4]