Freeplane の新機能紹介(9)ユーザ・アシスト関係

 Freeplane の大きな特徴のひとつは、機能の高度化とユーザにとってのわかりやすさとの同時追求だと思われます。Freeplane を初めて使うユーザは、インストールさえしてしまえば、様々なアシストを受けることができます。


1.「ユーザマニュアル」の完全日本語化
 マインドマップソフトの中には、アプリケーションから直接参照できるマニュアルが使いにくいものが少なくありません。呼ぶ出しが分かりにくい、日本語で書かれていない、日本語化されているが訳が不完全だといったケースです。Freeplane では、「F1」キーを押すか、プルダウンメニューの「ヘルプ > ユーザマニュアル」をクリックするかすれば、マップ形式の「ユーザマニュアル」が表示されます。Freeplane での使用言語に応じて「ユーザマニュアル」の表現言語も、日本語、英語、フランス語、、、と自動的に切り替えられます。
 また、Freeplane のジャンプ機能の利用によって、次に説明する「メニューレファレンス」にジャンプすることもできます。


2.「メニューレファレンス」の追加
 プルダウンメニューの区分に対応した機能レファレンスが追加されました。新しいアプリケーションに慣れるには、結果を恐れずどんどん触ってみるのが一番だと言われますが、それでもひとつひとつの機能についてイメージを描くことができなければ、後込みしてしまうのが人情です。そんなとき、それぞれのメニュー項目と1対1に対応するレファレンスがあれば、足を踏み出しやすいですよね。
 「メニューレファレンス」を使っていて、プルダウンメニュー以外についても知りたくなったら、ルートノードの赤い矢印(「→」)をクリックすれば、パッと「ユーザマニュアル」を開くことができます。


 なお、Freeplaneには、FreeMind と同様に、プルダウンメニュやツールバー、環境設定などの重要項目に「ツールチップ」機能が付いているので、マウスを項目やアイコンに合わせるだけで簡単な説明を見ることができます。まずは、「ツールチップ」でやってみて分からないことに出くわしたら、「メニューレファレンス」や「ユーザマニュアル」を参照するといった使い方になると思われます。


3.「ヘルプ」から参照できる様々なサポート
 アシスト機能としては、マニュアルらメニューレファレンス以外に、「キーマップ一覧」の参照はもとより、「ネット上で助言を要請」することもできます。「ネット上で、、、」は、英語での使用になりますが、フォーラム形式なので、過去の事例を検索することでFAQとして利用できるほか、ユーザが今困っていることを説明しアドバイスを受けることができます。
 「ヘルプ」から利用できる機能は、使用法のアシストだけではありません。「バグを報告」してプログラムを修正してもらったり、あるいは未装備の機能の増設を要望したりすることができます。私、ymymOmymy としても、いくつかバグ修正をしてもらったり、小さなことではありますが、要望を出し対応してもらったことがあります。
 「ヘルプ」には「プログラムの更新確認」機能もあります。この機能を用いると、容易に最新版にバージョンアップすることができます。