Freeplane の新機能紹介(5)検索・置換関係

 マインドマップ自体、一覧でものごとの関連が分かるように表現する方法なのですが、それでも、マップが大きくなって画面からはみ出したり、折り畳んだりすると、探しものが見つからないことが多くなります。そんなとき、検索・置換機能が重宝します。


1.検索機能の強化
 FreeMind の検索機能は、ノードテキストに指定された語句を含むノードを検索することしかできませんが、Freeplane では、検索の対象項目と検索条件の指定方法の両面で、機能が高度化しています。
 検索項目としては、①ノードテキストの他、②アイコン、③ハイパーリンク、④コネクタラベル、⑤コネクタ、⑥日付フィルタ、⑦優先順位アイコン、⑧ノートとなっています。また、検索条件についても、「含む」だけでなく、一致する、大小の関係、正規表現にマッチするなど、きめ細かく指定できるようになりました。


 下方の図は、アイコンに"赤鉛筆"を含むノードを検索したものですが、検索に当たってはこのように、実際のアイコンを表示させて指定することができます。


2.「すべてのマップで検索&置換」機能の追加
 これまでの「検索&置換」機能は、編集中(表示中)のマップを対象としていました。Freeplane では、こうした従来型の「検索&置換」に加えて、読み込み済みの「すべてのマップで検索&置換」を実行できる機能が設けられました。

 使用方法は、「検索&置換」とほとんど同じで、「検索&置換」ダイアログで「検索文字列」を入力すると、インクリメンタルサーチして該当のノードがすべてリストアップされます。そこから、適切なものを選んで置換などの作業を行います。
 複数ファイルを開いて編集作業を行っている場合に、重宝しそうです。