Freeplane の新機能紹介(6)フィルタ機能関係

 検索機能が、一定の条件を満たすノードに次々にフォーカスを移していくのに対して、フィルタは、条件に合致するノードだけを表示するものです。条件を満たさないノードを非表示にして、視界から消してくれるので、必要なノードを見つけやすいだけでなく、特定の言葉を含むノードがどれくらいあるかを確かめられるなど、大変便利です。Freplane では、フィルタ機能が大幅に強化されています。


1.プルダウンメニューに「フィルタ」メニュー
 プルダウンメニューの大項目として「フィルタ」が設けられました。FreeMind では、フィルタ機能の使用は、基本的に「フィルタバー」のアイコンを用いていましたが、Freeplane では、フィルタ機能が拡大し、設定・実行できる項目が増えたことに対応したものです。
 もちろん、「フィルタバー」も利用できますが、その表示/非表示を「フィルタ」のプルダウンのなかで設定することになっています。プルダウンメニューからの使用が便利か、「フィルタバー」がよいかは、好みにより異なるでしょうが、選択肢が増えたことは確かです。


2.様々な条件によるフィルタ設定が可能に
 FreeMind のフィルタは、ノードテキストに指定された語句や数値を含むもの、特定のアイコン付きのノードだけを表示するものでしたが、Freeplane では、「検索」機能と同じ条件を使用できる様になりました。「ハイパーリンク付き」、「コネクタ付き」、「コネクタのラベル」に特定の語句を含むもの、ノードの変更期間を指定する「日付フィルタ」など、、、。また、一定の条件に当てはならない場合を指す「Not」指定もできます。

 下の図は、赤い旗のアイコン付きのノードのみを表示させたものです。フィルタ適用前と比べてみてください。


 次の図は、コネクタ付きのノードだけを表示させたものです。


3.フィルタ条件設定にヒストリー機能
 2.で見たようないろいろなフィルタ条件を使用するようになると、条件指定作業が煩雑化し混乱を来す恐れがあります。しかし、Freeplane では、過去に使ったフィルタ条件を保存して後で呼び出して使えるヒストリー機能が付いています。上の「フィルタの条件を指定」の図をご覧下さい。
 なお、フィルタ条件のヒストリー機能は、FreeMind(0.9.0)にもあります。(以前のバージョンについては不明)



4.この他にも様々な改善がなされているようですが、現時点では説明できるほど、使い込んでいません。