Freeplane の新機能紹介(4)アイコン関係

 マインドマップにアイコンや画像が入ると、見映えが良くなりますが、残念ながら FreeMind のアイコン使用環境はあまりよいものではありません。Freeplane では、アイコン関連でもいくつかの改良が加えられています。


1.プルダウンメニューに「アイコン」選択メニューを新設
 常時表示されるプルダウンメニューのメインメニューに「アイコン」の項目が設けられ、内蔵アイコンへのアクセスが格段に向上しました。
 アイコンの削除に関するコマンドも文字で説明されるため、「先頭のアイコンを削除」か、「最後のアイコンを削除」か、「すべてのアイコンを削除」か、一目で分かります。
 また、挿入するアイコンを指定する際には、階層表示のおかげで、①プルダウン表示される「標識&記号」、「番号」、「スマイリー」マーク、「時間」関連、「矢印」等の見出しにマウスカーソルを合わせると、②見出しのグループに含まれるアイコンが右に表示されるので、③そこから適切なものを選ぶという順番で、アイコンを選定できます。


2.「アイコンツールバー」に階層表示機能を追加
 「アイコンツールバー」でも、アイコンを階層表示できるようになりました。
 「アイコンツールバー」自体は、FreeMind (0.9.0) でも使えますが、アイコンの数が多くて、画面に入りきらず、下の方のものを探す際には、スクロールしなければなりません。
 階層表示にすると、①普段は上記のようなアイコンのグループだけが表示されていますが、②アイコン使用時には、見出しアイコンをクリックすると、③そのグループに含まれるアイコンが右側に表示されるので、④③そこから適切なものを選ぶことで、手軽にアイコンを指定できます。


3.内蔵アイコンの増加
 内蔵アイコンが少し増えて、82個になりました。FreeMind (0.9.0)と比べてみると、追加とともに削除もあったようです。


4.ユーザアイコンの導入が容易に
 「ユーザアイコン」(ユーザが独自に導入するアイコン)は、FreeMind (0.9.0)でも使用できますが、事前に「環境設定」で登録しておくことが必要で、加除作業が煩雑でした。
 Freeplane では、所定のフォルダ(C:/Documents and Settings/[ユーザ名]/.freeplane/icons/)に、png 形式のアイコンイメージデータを入れておくだけで、プルダウンメニューやアイコンツールバーの「ユーザーアイコン」見出しの下にアイコンが表示されるようになります。その際、ユーザアイコンフォルダ内にフォルダを設けて、その中にアイコンデータを入れておくと、階層表示されます。(上の図を参照)
 なお、アイコンイメージデータの拡張子を ".PNG" にすると、うまくいかないようです。試用する際は、".png"にしてみて下さい。