Freeplane 1.2 正式リリースされました!!:まずはインストールしよう

やっと、やっと、Freeplane 1.2 が正式リリースされました!

日本語化ファイル Resources_ja.properties が 130kb から 179kb へと 1.4 倍に増えたことが象徴するように、新機能や機能強化が満載です。
それらの紹介はまた今度として、今回はインストールについて説明しておきます。
1.Java Runtime Environment (J2RE1.5以降) をダウンロードし、インストールします。(既に、Java 環境が整っている場合、この作業は必要ありません。)

 サン・マイクロシステムズ株式会社の JRE ダウンロードサイト

   「無料 Java ソフトウェアをダウンロード - Sun Microsystems
   ( http://www.java.com/ja/download/

を使うと、日本語でダウンロードできます。具体的なインストール方法については、このページの「無料 JAVA のダウンロード」ボタンを押して現れるページの「インストール方法」をご覧下さい。

2.SourceForge.JPのダウンロード・ページ

   http://sourceforge.jp/projects/sfnet_freeplane/

に行き、Freeplane-Setup-1.2.x.exe をデスクトップにダウンロードします。

("x"の部分は、バージョンによって数値が変わります。)


3.次に、下記の要領で Freeplane-Setup-1.2.x.exe 実行し、Freplane 1.2 をインストールします。

①Freeplane-Setup-1.2.x.exe をダブルクリック

②「実行」をクリック

③Select Setup Language → English;「OK」

④Welcome ・・・;「Next」

⑤I accept ・・・ にチェック;「Next」

⑥Select Destination Location → 特に希望がなければ、変更しない;「Next」

⑦Select Start Menu Folder → 特に希望がなければ、Don't create a Start Menu Folder をチェック;「Next」

⑧Select Additional Tasks:
(a)Additional icons → 必要に応じてアイコン設置場所をチェック;
(b)Associate Freeplane with the .mm file extention → チェック(".mm"の拡張子を Freeplane にリンクする場合);「Next」

⑨Ready to Install → 内容を確認して大丈夫なら、「Install」

⑩「Finish」


4.以上の作業が終わったら、Freeplane を起動し、日本語使用環境を用意します。

①使用言語を日本語に指定します。
 使用中の Windows の言語にあわせて使用言語が「自動設定」されるので、通常は、何もしなくても日本語表示されます。
 日本語版(?)以外の Windows を使用している場合は、プルダウンメニュー「ツール(Tools) > 環境設定(References) > 環境(Environment) > 言語(Languages)」で、日本語を選択して下さい。

「ツール > 環境設定 > 動作設定 > インラインノードエディタ > すべての新規ノードにインラインエディタを表示」をオンにします。
★この設定をしないと、日本語入力時の動作がおかしくなるようです。!!!

③「ツール(Tools) > 環境設定(References) > 動作設定(Behavior) > データ書式の設定と解析(Deta formatting and Parsing) > 書式のロケール(Locale for formats)」を「日本語/日本語」に設定します。

もうすぐ Freeplane 1.2 RC バージョンが出ます!!

昨年末、Freeplane 1.2 のβ版を紹介したときには、"これで ver.1.2 の骨格が定まった"と思っていたのですが、その後も新機能の追加やインターフェースの改良などが次々と出され、続きの紹介の機会がつかめませんでした。ようやく、RC版(リリース候補版)に移行しそうな気配で、基本コンセプトが固まってきたようです。Preview 板の Ver.1.2.17_xx の起動画面は "Ver.1.2.17 RC" と表示されています。

ということで、ボチボチ、紹介を再開します。
とはいえ、今回は、最近版に付属する Application.mm の日本語訳の画面のみです。1.2版の主な"売り"を示すこのマップを見る限り、昨年末に紹介したものと大差ないようですネ。

Freeplane 1.2.x の紹介(3)'表現力の強化:FP 1.1.x との比較

 XMind や iMindMap、MindManager、NovaMind などに比べて見栄えがよくないことが、FreeMind や Freeplane の弱点といわれてきました。しかし、先β版が公表された FP 1.2.x では、表現力が大幅に強化されています。この点を、現行安定版である FP 1.1.3 と比較してみました。

図1 FP 1.1.3

図2 FP 1.2.11 BETA


 FP 1.2.x のほうが、豊富な内容をずいぶんコンパクトに収納しているように見えます。
これらの図を比べながら、FP 1.2.x におけるマップ表現力の改善点を整理してみました。


1.ノードの配置
・フリーノード機能
 FP1.2.x では、「フィルタ」「文章化」のノードが「やりましょう」「文章化」の横に表示されていますが、FP 1.1.3 では上下位置的に重なりませんでした。これは、FP 1.1.3 では、「常に」ノードの位置調整機能が作動しているからです。これに対して、FP 1.2.x では、「通常は」位置調整機能がオンになっていますが、特定ノードについて、この0機能をオフにして自由にノードの表示位置を指定できるようになりました。おかげで、限られたマップのスペースにたくさんのノードを表示できるようになりました。
 また、エッジの「線を隠す」機能と組み合わせれば、他のノードから全く独立した「フローティングノード」もどきを作成することもできます。
・まとめノード
 FP 1.2.x のマップ、「やりましょう」と「自分流で」の右側を見ると、「自分が」〜「やり方で」を括る波括弧が見られます。このように、上位ノードの構成要素を下位階層で再度集約するノードのことです。

2.ノードの表現力
・「拡張情報」機能
 「プログラム」「プロジェクト」等のノードの左下に「▽」印がつき、また、「説明」のノードの下には「△」印が現れ、文字列による説明が付されています。これらは、「詳細」テキストと呼ばれるもので、従来からあるノードの表示部分(「コア」)の内容を説明する文章を収めることができます。ノードの補足説明としては、これまでも画面の下部などに表示される「ノート」がありましたが、FP 1.2.x では、クリック1つで表示・非表示を切り替えられる「詳細」テキストが加わりました。「▽」印は、非表示中の拡張情報があることを示し、これをクリックすると表示に切り替わります。
・アイコンの表示位置
 FP 1.1.3 では、ルートノードよりも右側にあるノードのアイコンはノードテキストの左側、左側のノードではノードテキストの右側にというふうに、ノードのルートノード寄りに表示されていましたが、FP 1.2.x では、すべてノードテキストの左側に表示されるようになりました。横書きの文章は基本的に左側から読みますから、アイコン表示も左側に統一したほうが、見やすくなりますね。

3.コネクタ関係
・コネクタの形状・線種
 「プログラム」〜「合議」のコネクタを見ると、破線の角付き直線で表示されています。これまでは、「実線」の「曲線」しか使えませんでしたが、FP 1.2.x では、破線や一点鎖線といった線種指定が可能となり、形状も「直線(角付き)」「直線(直結)」などを利用できるようになりました。
・コネクタの線の透過性調節機能
 これまでのコネクタは、すべて透過性ゼロの線・矢印で表示されていましたが、FP 1.2.x では透過性を高めたりなくしたりすることができます。「ブレーンストーミング」〜「フィルタ」等のコネクタが薄めのグレーとなっているのは、この機能を使っているからです。
・始点ノード=終点ノードのコネクタ作成機能
 「分析」や「整理」、「スタイル」から、直線や矢印が出ています。これは、それぞれのノードを始点・終点とするコネクタです。この機能を使うと、ノードと別のコネクタの線を結びつけたり、コネクタの末端に説明を加えることで吹き出しノードの代用として使ったりすることができます。
・コネクタラベルのフォント、文字サイズ指定機能
 FP 1.1.3 と FP 1.2.x を比べると、後者の文字サイズが大きくなり、また「考えよう」と「共有しよう」とで字体が異なっています。
・コネクタラベルの表示の改善
 FP 1.1.3 では、コネクタの線とラベルの文字列が重複表示されて見苦しくなっていますが、FP 1.2.x では、ラベル部分の線が非表示にされ、ラベルが読みやすくなりました。

4.雲
・雲の形状
 「会議」「入門」」「応用」のノードを囲む雲が、1.1.3 では「モクモク」といった感じですが、1.2.x では「丸角矩形」となっています。元からの「モクモク」はもとより、「トゲトゲ」なども使えます。

5.リンク
・下線表示型リンク
 これは、表現力強化というよりも、ノードの機能性強化に当たりますが、ハイパーリンク機能に、従来からあった矢印表示型リンク(例えば「新規マップ作成の実演」の矢印)に加えて、ノードの「コアテキスト」や「詳細」、「ノート」のテキスト部分に下線表示型のハイパーリンクを内蔵させられるようになりました。この機能を使うと、1つのノードからいくらでもリンクを張ることができます。

Freeplane 1.2.11 BETA

Freeplane 1.2.11 BETA版が、リリースされました。

http://sourceforge.net/projects/freeplane/files/freeplane%20beta/

コマンドキー関係、及び付属文書の類の日本語化は、Alpha 版時のものなので、一部
不十分ですが、一般的な使用には耐えうると思います。

コマンドキー関係については、早急に最新版をアップしたいと思います。

Freeplane 1.2.x ようやく、β版が出そうです。

Freeplane 1.2.x は、現在 ver.1.2.10_07αが最新ですが、
開発ページの version.properties の内容が
  freeplane_version=1.2.11
  freeplane_version_status=beta
に書き換えられました。
公表前に、プレビュー版によるチェックがあるので、11月中にβ版リリースは困難
と思われますが、年内にはお目見えするのではないかと期待しています。